さっさと問題演習に入った方が楽な理由 | ブログ | [塾・予備校・通信教育の良いとこ取り] fsラボ オンラインスクール

勉強は、頭の中に入れる過程と、頭から引き出して使う過程があります。
頭の中に入れるのはインプット、頭から引き出して使うのはアウトプット。
インプットだけでは知識は完成しません。
すぐに忘れます。
重要なのは、アウトプットです。
なぜか。

頭の中に入れる→頭の中から引っ張り出す、という過程を経ると、「知識が実際に使われた」という経験がセットになって記憶されます。
経験とセットになって記憶された知識は、脳が「これは実際に必要な知識なんだ」と判断します。
実際に必要だと判断された知識は、脳の中で優先度が高くなり、思い出しやすくなります。
これは、生物の基本的な生存本能です。

アウトプットしないでインプットだけで覚えた知識は、実際に使われなかった重要性の低い知識と判断されて、思い出すのが困難になります。

応用技として、インプットの仕方は少しいい加減でも、アウトプットした後にしっかり理解するように努めると、脳が頑張って処理してくれるようになります。
難しい知識は、頑張って頭に叩き込もうとするよりも、どこかで見切りをつけて問題演習に入った方が意外と効果あるよ、って事です。